マーケティング22の法則

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

 マーケティングのカバー範囲が想像以上に幅広かった。開発完了した商品を売るための方策かと思っていたが、この本の中では商品戦略の話であった。関係する業務の範囲が広いので「経営者自身がマーケティングしろ」という法則が出てくるのもわかる。

 各カテゴリの1位2位までしか生き残れない、模倣では2位にすらなれない、など、法則が言語化されるのは大きい。本書を読む前までは「何となくそんな気がする」くらいの感覚だった。

 事例はかなり古い。スティーブ・ジョブスはアップルにいないし、ロータス表計算ソフト市場でナンバーワンだし、トランプ大統領は破産している。それでも現在も通用する理論であるように思う。